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死んだは英語で?die/dead/deathの違い

虫が死んでる | 英会話イラスト日常会話

英語での「死ぬ」という表現。
頻繁に使う言葉ではないだけに died と dead が混同してしまったりして、いざ話そうと思うと表現できなかったりすることがあります。

今回はそんな「死ぬ」を表現する die/dead/death の解説と、「亡くなる」という表現の英語フレーズについてまとめました。

die/dead/death の違い

die、dead、deathの違いは簡単にまとめると以下のようになります。

  • die ……「死ぬ」という意味の動詞
  • dead ……「死んでいる」という状態を表す形容詞
  • death……「死」という概念を表す名詞

それではそれぞれの使い方を詳しく見ていきます。

die(動詞)の使い方と例文

“die” は「死ぬ」という意味の動詞で、以下のように使うことができます。

I thought I was going to die.
死ぬかと思った。

I was very sad when my pet died.
ペットが死んだときとても悲しかった。

My grandmother died of cancer.
僕の祖母はガンで死にました。

※die(死ぬ)は日本語と同様にダイレクトすぎる響きがありますので、「亡くなった」という表現をすべき場面では “die” ではなく後述する “pass away” を使うほうが無難です。

dead(形容詞)の使い方と例文

“dead” は「死んでいる」という状態を表す形容詞です。
beautiful(美しい)や interesting(面白い)と同じように名詞を修飾したり、主語の状態を表したりする時に使います。

I saw a dead bird in the park. 
公園で死んだ鳥をみました。

The bug is dead.
虫が死んでる。

北斗の拳の有名なあのセリフも dead を使って翻訳されています。

You’re already dead.
お前はもう死んでいる。

混同しやすい died と dead

「死んだ」という意味の died(dieの過去形・過去分詞形)と「死んでいる」という意味の dead は響きも意味合いも似ていて、つい間違えて使ってしまいそうになります。
died は動詞、dead は形容詞ということを常に念頭に置いて使い分けるようにしましょう。

以下の文章では、同じような状況を伝えていますが若干ニュアンスが異なります。
died は「死んだという事実」を伝えているのに対し、dead は「死んでいる状態」を伝えています。

He died.
彼は死んだ。

He is dead.
彼は死んでいる。

以下の文章では died とdead を使っていますが全く同じ意味のフレーズになります。

She died 3 years ago.
彼女は3年前に死んだ。

She has been dead for 3 years.
彼女は3年前に死んだ。

2番目の文章は have been dead (現在完了形)を使った表現で「3年前からずっと死んだ状態にある」という奇妙な言い回しですが、英語では違和感なく1番目の文章と全く同じ意味合いとして使われています。

death(名詞)の使い方と例文

“death” は「死」の概念を意味する名詞です。

I’m afraid of death.
死ぬのが怖い。

“〜to death” で「死ぬほど〜だ」という表現もよく使われます。

I love you to death.
死ぬほど好き。

I’m tired to death.
死ぬほど疲れた。

「亡くなる」という表現

die の項目で記述しましたが die(死ぬ)や dead(死んでいる)という表現は日本語と同じように、あまりにもダイレクトでストレートすぎる響きがあります。
相手との関係性や会話している場面などによって、以下のように言い換えて使うようにしましょう。

pass away(亡くなる)

pass away は日本語の「亡くなる」にピッタリの表現です。
英語でも一般的によく使われる表現で、die よりも間接的で上品な響きになります。「人が亡くなった」というようなシリアスな場面では迷わず “pass away” を使うようにしておくと良いでしょう。

↓

He died at the age of 72.
彼は72歳で死にました。

He passed away at the age of 72.
彼は72歳で亡くなりました。

passed away を略して passed ということもあります。

My father passed last year.
私の父は去年亡くなった。

gone(亡くなっている、他界している)

gone はこの世から居なくなってしまったことを表す比喩表現です。
dead と同じ用法で使いますが dead よりも直接的でない柔らかめの表現になります。

↓

My grandparents are dead.
僕の祖父母は死んでいます。

My grandparents are gone.
僕の祖父母は亡くなっています。

まとめ

今回は「死」という一見センシティブに感じる話題でしたが、「悲しい死」以外にも実は日常的に「死」という言葉を使う場面は多く、日常会話として切り離せない単語になっています。
間違うと不謹慎な言葉であるからこそ、しっかりと違いを整理して覚えておくと良いですね。

I’m dying to go to bed.
死ぬほど眠い。

Study Japanese Language

English The bug is dead.
Japanese 虫が死んでる。
Romaji Mushi ga shinderu.

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