byとuntilはどちらも日本語に訳すと「〜まで」と同じ意味のように聞こえますが、英語では明確に意味合いが違います。
同じ文章でbyとuntilを間違えて使ってしまった場合、全く違う意味で伝わってしまうことがありますので注意が必要です!
今回はそんなbyとuntilの違いと使い分け方について解説していきます。
byとuntilの意味の違い
まずは以下の2つのフレーズを見ていきましょう。
I’ll be there.(そちらに行きます/居ます)の文章にbyとuntilで時間を指定しています。
“by” には瞬間的な「〜まで」の意味合いがあります。
よって、2時までの「どこかの時点」でそこに到着するという意味になります。
“until” には継続的な「〜まで」の意味合いがあります。
よって、2時までの間は「ずっと」そこに居るという意味になります。
すなわち、それぞれのフレーズは以下のように全く違った意味として伝わります。
byとuntilの使い分け
上記のようにbyでもuntilでも文法的にはどちらも使えることもあれば、動詞によってはいずれかしか使えない場合もあります。
それぞれの使い分け方をみていきましょう。
byは瞬間動詞に使う
by は、ある時点までに行われることに対して使われるため、下記のような瞬間的に終わってしまう動作を表す動詞と一緒に使われることが多いです。
I’ll be back by dinner time.
夕飯までには戻るよ。
上のフレーズをuntilに入れ替えてみると・・・
「夕飯まで(の間ずっと)戻るよ。」
このように全く意味が通じない文章になってしまいます。瞬間動詞にはuntilは使えません。
Please call me by 8pm.
8時に電話してね。
I have to finish this work by next Monday.
来週月曜までにこの仕事を終わらせないといけない。
Please pay by Wednesday.
水曜までにお支払いください。
untilは継続動詞に使う
until は継続している状態の終わりの時点を表すため、ある時間内継続して行われる動作を表す動詞とともに使われます。
I lived in Tokyo until March 2018.
2018年の3月まで東京に住んでいました。
I slept until 1pm.
午後1時まで寝てたよ。
I have to work until 7pm today.
今日は7時まで仕事しなきゃいけないんだ。
I’m staying in New York until the end of May.
5月末までニューヨークに滞在してます。
おわりに
どれが瞬間動詞でどれが継続動詞か、全てを丸暗記する必要はありません。
文章によってbyかuntilのどちらが適切か、その都度考えてみればそんなに難しい使い分けではありませんので、しっかりイメージして使い分けてみてくださいね。
今回は朝の会話シリーズ #07「夕飯までには戻るよ」のフレーズ解説でした。
Study Japanese Language
English I’ll be back by dinner time.
Japanese 夕飯までには戻るよ。
Romaji Yuuhan madeniha modoruyo.