試合に負けて悔しい!仕事でミスをして悔しい!のように、悔しい!という感情は誰にでもありますよね?
しかし、英語には「悔しい」という表現に完全に一致するような単語がありません。
では、ネイティブの人たちは普段どのように表現しているのでしょうか?
今回は「悔しい」についてまとめてみました!
英語に「悔しい」という表現はない?
実は英語には「悔しい」という形容詞がありません。
え!?じゃあアメリカ人には悔しいっていう感情がないの?
悔しさのような感情は誰にでもあるけど、悔しいという概念が英語には無いってことだよ。
そもそも、日本語の「悔しい」とはどういう感情なのでしょう。意味を調べてみると
1. 物事が思うとおりにならなかったり、はずかしめを受けたりして、あきらめがつかず、腹立たしい気持ち。残念でたまらない。
https://dictionary.goo.ne.jp/word/悔しい/
2. 後悔される。くやまれる。
つまり、(不当だと感じながら)後悔やイライラや怒りが混ざり合った感情のこと。
「腹立たしく、残念で、悔やまれるような気持ち」ということ。
日本語には「悔しい」という便利な形容詞がありますが、では英語では一体どのようにこの感情を表現しているのでしょうか?
英語には「悔しい」という概念がありませんので、色々な形容詞を状況やその時の感情に合わせて代用しています。
どのようなフレーズがあるのか、具体的に見ていきましょう!
1. frustrated を使った「悔しい」
日本語の「悔しい」という感情に一番近いとされているのが “frustrated/frustrating” という形容詞です。
動詞 “frustrate(挫折させる、失敗させる)” の過去分詞が形容詞に変化したものです。
「フラストレーションが溜まる」と言うように frustrated は欲求がうまく叶えられずに不満感が生じている状態を表しています。
I’m frustrated!
悔しいです!
I’m frustrated that I lost the game.
試合に負けて悔しい。
How frustrating!!!
超くやしい!!
もはや「悔しい」に完全一致するような単語のように思えますが「欲求不満」や「イライラする」と訳すような場面でも使われます。
Why are you so frustrated?
なんでそんなにイライラしているの?
2. upset を使った表現
怒りを意味する表現で、悔しくてイライラしている時に “upset” を使うこともできます。
upsetには(怒った、動揺した、悲しい、心配した、がっかりした、イライラした)など本当に様々な意味があるのですが、ここでは悔しくてイライラしている状態を表しています。
I am so upset at myself.
悔しいです。
直訳:自分自身に腹が立っている。
I’m upset that I lost the game.
試合に負けて悔しい。
3. annoyed を使った表現
「悔しい!」という概念とは少し違うのですが、悔しくてイライラする感情を表現するのに “annoyed/annoying” という形容詞が使われることもあります。
「悔しい」より「ムカつく、うざい」のような意味合いに近いです。
I’m annoyed.
イライラする〜。
He is super annoying!
彼めっちゃうざいんだけど!
おわりに:edとingの使い分けについて
いかがでしたでしょうか?
悔しかった出来事についてぜひ英語で語ってみてくださいね。
余談になりますが「frustrated/frustrating」「annoyed/annoying」の使い分けについて。
簡単に言うと「annoyedは本人が不快になっている状態、annoyingは相手を不快にさせている状態」ということになります。
You are annoyed.
あなたはイライラしているね。
You are annoying!
あなたイライラするわ!
なので、I’m annoyed.(イライラする)のようにI amを使って自分の気持ちを言いたいときはedと覚えておくと便利です。
Study Japanese Language
English I’m frustrated!
Japanese 悔しいです!
Romaji Kuyashii desu!